テーマ23 「部下の育成に、得意不得意は、関係ない
〜必要な準備をし、必要な手順を踏んで育成を行うと、
部下は確実に成長する〜
■なぜ部下の育成には、必要な準備と必要な手順が必要なのか
仕事の手順化とは、
「目標や成果の達成に必要なものを、明らかにし、
行うべきことをまとめること」をいいます。
言い換えますと、
「どのような状況下でも成果を出せる方法」を構築することです。
部下の育成のためにも、必要な準備をし、必要な手順を踏むことが重要です。
何も準備もせず、必要な手順も踏まず、部下を育成しようとしても、
なかなかうまくはいきません。
部下の育成にあたっては、まず、管理職者として部下育成のために
必要なマネジメントの実務知識を修得することが重要です。
そして、部下の現状を多面的にとらえ正しく把握し、
良い点は、認め、さらに伸ばし、
課題点は自分も協力し改めるという姿勢で臨むことが必要です。
課題点を言葉で指摘しただけでは、部下はなかなか育ちません。
一緒に取組み、改善していくことが必要となります。
■部下の指導育成にあたって管理職者として身につけるべき知識
管理職者として部下育成の実務に必要なマネジメントの
基本知識としては、下記のような項目が上げられます。
1、管理職者として部下とコミュニケーションを
取るときの基本姿勢のあり方。
2.部下に指導すべき報告、連絡、相談の正しい方法。
3.教え方、任せ方、聴き方、ほめ方、叱り方など
管理職者として備えるべきマナー。
4.部下育成にあたっての実務手順。
部下は、仕事を通して成長することや生きがい、
やりがいのある仕事をすることを望んでいます。
部下の仕事に対する意欲を職場の具体的な仕事に結びつけ、
仕事を通して部下を指導育成することが管理職者に求められます。
上司として、部下を正しく、指導育成し、導き、
その中で部下とともに業務の目標を達成していくためには、
上記のような知識を修得することが最低限必要となります。
■管理職者として部下育成のために
「本来・今・行うべき仕事」、
「部下育成によって獲得すべき成果」、
「部下育成のために行うべき進捗管理」
の3事項を必要な正しい手順”を踏んで見える化する
「知識(考える)+実践=成果」
会社では、知識を得ても、職場で実際に実践しなければ、
何も成果は得られず、意味のないことになってしまいます。
修得した知識を踏まえて、職場で実践することにより初めて成果が実現します。
修得した知識を踏まえて、管理職者として部下育成のために
「本来・今・行うべき仕事」、
「部下育成によって獲得すべき成果」、
「部下育成のために行うべき進捗管理」
の3事項を必要な正しい手順”を踏んで見える化します。
部下育成のために必要な知識を修得し、部下の現状を多面的に把握し、
部下をよく知ってから育成計画を立案するというように、
必要な正しい手順を踏んで行うべきことを見える化し、
実践することにより、得意、不得意に関わらず部下は、確実に成長します。
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